1987年の阪急ブレーブスでは、1987年の阪急ブレーブスの動向をまとめる。

この年の阪急ブレーブスは、第2次上田利治監督体制の7年目(通算12年目)のシーズンである。

概要

1975年以来12年連続の開幕投手だったエースの山田久志が衰えたこともあり、上田監督はこの年の開幕投手に佐藤義則を起用。また、2番には弓岡敬二郎に代わって福良淳一が入り、それまで下位打線を打っていた松永浩美が3番に上がったが、これが吉となったのか4月を貯金6で開幕ダッシュに成功。5月以降は成績が伸び悩んだが、それでも後半戦の開幕までは首位の座に立った。8月に9勝11敗3分と負け越して前年優勝の西武に首位を奪われたが、9月に13勝7敗と勝ち越して西武をマーク。10月3日からの直接対決に勝てば首位奪取、そしてチーム3年ぶりの優勝をと上田監督は目論んだが、この年大車輪の活躍を見せた山沖之彦が打線の援護なく負けると以降はゲーム差が広がり、前年同様Bクラス球団への取りこぼしも目立ち2位でシーズン終了。対戦成績では3位日本ハムに17勝9敗と勝ち越したものの、それ以外で勝ち越せず全球団勝ち越しはこの年も果たせなかった。投手陣は山沖があわや20勝の活躍を見せ、前年ローテ入りの星野伸之も11勝をあげたが一方で山田・今井雄太郎などベテラン陣が衰え、前年19セーブをあげたアニマル・レスリーが成績を落とすなど明暗が分かれた。打撃陣も4番のブーマー・ウェルズや石嶺和彦が活躍したものの、19年目の福本豊は盗塁が1ケタに落ち込んだ。シーズン終了後蓑田浩二が巨人へ金銭トレードされ、チームの世代交代が始まることになる。

レギュラーシーズン

個人成績

投手成績

  • 色付きは規定投球回数(130イニング)以上の選手
  • 太字はリーグ最高

打撃成績

  • 色付きは規定打席(403打席)以上の選手
  • 太字はリーグ最高

オールスターゲーム1987

  • この年の阪急は監督推薦による選出のみであった。

できごと

4月

  • 4月10日 - 佐藤義則が初めて開幕投手を務め、山田久志の連続開幕投手が12で途切れる
  • 4月12日 - 球団通算2500勝達成

6月

  • 6月12日 - 星野伸之が対日本ハム戦で毎回11奪三振を記録

8月

  • 8月24日 - 山田久志が対西武戦で通算2000奪三振達成(打者:清原和博)

9月

  • 9月10日 - 石嶺和彦がパ・リーグ記録となる6試合連続本塁打を記録

10月

  • 10月9日 - 南海に12安打されながら完封勝利(パ・リーグタイ記録)

選手・スタッフ

表彰選手

ドラフト

出典


プロ野球倶楽部 阪急ブレーブスの館 その7

【過去行きました】1978年阪急ブレーブス19+α YouTube

1967年 阪急ブレーブス 選手名鑑 YouTube

1958年 阪急ブレーブス 選手名鑑 YouTube

1974年 阪急ブレーブス 選手名鑑 YouTube