2006年のトルコグランプリは、ロードレース世界選手権の2006年シーズン第3戦として、4月28日から30日までトルコのイスタンブール・パークで開催された。
概要
125ccクラスでは、エクトル・ファウベルがGP初優勝を遂げた。2位にポイントリーダーのアルバロ・バウティスタ、3位にセルヒオ・ガデアと続き、ホルヘ・マルチネス率いるチーム・アスパーが表彰台を独占した。
250ccクラス決勝では、開幕から2連勝していたホルヘ・ロレンソはスタート直後にルーキーの青山周平と接触しリタイヤに終わる。その後は6台による激しいトップ争いが展開、最終的には青山博一が移籍後初優勝を遂げ、KTMに250ccクラス初勝利をもたらした。2位にはエクトル・バルベラ、3位にアンドレア・ドヴィツィオーゾと続いた。これでポイントランキングでは開幕から3連続表彰台のドヴィツィオーゾがトップに立ち、僅差でロレンソ、青山博一が追う形となった。
MotoGPクラスの予選はレインコンディションとなり、リズラ・スズキのルーキークリス・バーミューレンが初のポールポジションを獲得した。
ドライコンディションでおこなわれた日曜の決勝レースは、中盤以降ホンダ勢4台が激しくトップを争う展開となった。ファイナルラップには3位走行中のダニ・ペドロサ(レプソル・ホンダ)が転倒、そして史上最年少優勝を目指してトップを走っていたホンダLCRのケーシー・ストーナーを、最後から2つめのコーナーでホンダ・グレシーニのマルコ・メランドリが抜き去ってシーズン初優勝を遂げた。3位には開幕から3連続表彰台となるニッキー・ヘイデンが入り、ホンダ勢が表彰台を独占した。ポイントランキングではヘイデンがトップに浮上、以下カピロッシ、メランドリ、ストーナー、ロッシという序列になった。
MotoGPクラス決勝結果
250ccクラス決勝結果
125ccクラス決勝結果
脚注
参考文献
- “MotoGP official website”. 2010年6月16日閲覧。




