UEFAネーションズリーグ2024-25・決勝ラウンドは、 欧州サッカー連盟(UEFA)が主催し加盟54協会が参加するサッカーの国際大会であるUEFAネーションズリーグ2024-25の決勝ラウンド。2025年6月4日から8日まで開催される。リーグA準々決勝の勝者4チームによって争われる。
フォーマット
今シーズンより、決勝ラウンドの前にリーグ戦の各グループ上位2チームが出場する準々決勝が設けられた。決勝ラウンドは、準々決勝の勝者4チームによって争われる。
決勝ラウンドは、4チームによるシングルイリミネーショントーナメントで行われ、組み合わせはオープンドローによって決定される。すべての試合で、ゴールライン・テクノロジーとビデオ・アシスタント・レフリー(VAR)システムを採用する。
決勝ラウンドでは、90分とアディショナルタイムを戦って同点の場合、以下の取り扱いとする。
- 準決勝と決勝では、30分(前後半15分ずつ)の延長戦を行い、なお同点の場合はPK戦で勝者を決定する。
- 3位決定戦では延長戦を行わず、即時にPK戦を実施して勝者を決定する。
出場チーム
リーグA準々決勝の勝者4チームが出場する。
開催国の選定
決勝ラウンドは、1か国で集中開催される。今シーズンより決勝ラウンドの前に準々決勝が設けられたため、決勝ラウンドの出場チームは、2025年3月23日まで判明しない。そのためUEFAは、決勝ラウンド開催地の入札プロセスを改訂し、スタジアム要件を満たす全てのリーグA出場協会に決勝ラウンド開催地の提案書を提出することを求めた。そして、リーグ戦と準々決勝の抽選終了後、UEFA執行委員会が開催可能な準々決勝の対戦ペアのうち1組を指定し、その勝者の国が開催地となる。なお、リーグA以外の協会も中立開催地として提案書を提出できるが、準々決勝進出の組が、保証を提出できなかったり要件を満たさなかったりした場合のみその提案について検討される。
決勝ラウンドは収容人員30,000人以上(2つ目のスタジアムについては多少の柔軟性が認められる)の2つのカテゴリー4スタジアムで開催されることになっており、2つのスタジアムは約150キロメートル (93 mi)以内またはバスで2時間以内の場所に所在することが求められる。決勝ラウンド出場チームの国が開催地となる場合は、大きい方のスタジアムで準決勝第1試合(開催地のチームが出場)と決勝を、小さい方のスタジアムで準決勝第2試合と3位決定戦を行う。開催地の選定にあたっては以下の手続きが取られる。
- 2024年1月18日: 入札手続き開始
- 2024年5月15日 12:00 (CET): 入札意思とスタジアムを提出する期限(拘束力なし)
- 2024年9月4日: 入札者が入札要件を利用できるようになる
- 2024年10月23日: 入札書類提出の締切
- 2024年12月16日: UEFA執行委員会による開催地の選定
2024年12月16日、UEFA執行委員会は、準々決勝のイタリア対ドイツの勝者が決勝ラウンドの開催国となることを決定した。イタリアが開催国となる場合はユヴェントス・スタジアムとスタディオ・オリンピコ・グランデ・トリノ(共にトリノ)が、ドイツが開催国となる場合はアリアンツ・アレーナ(ミュンヘン)とMHPアレーナ(シュトゥットガルト)が会場となる。
組み合わせ抽選
決勝ラウンドの組み合わせ抽選は、2024年11月22日12:00 (CET)からスイス・ニヨンのUEFA本部で行われた。抽選時には準々決勝の勝者は未定であるため、準々決勝の各対戦の勝者のプレースホルダーで表されて抽選された。
選手登録
各代表チームは、トーナメントの開幕戦の少なくとも7日前に、23人の選手(うち3人はゴールキーパー)からなるチームを届け出る必要がある。ただし、登録された選手が当該チームの初戦の前(ゴールキーパーは2戦目の前も可)に明らかに出場が困難となる負傷等を負った場合は、出場選手の差し替えが可能となる。
組み合わせ
- 試合時間はいずれもCEST (UTC 2)。
準決勝
ドイツ vs ポルトガル
スペイン vs フランス
3位決定戦
決勝
脚注
注釈
出典
外部リンク
- 公式ウェブサイト




