白鳥(しらとり)は、東京都葛飾区の町名。現行行政町名は白鳥一丁目から白鳥四丁目。住居表示実施済区域。
地理
葛飾区の地理的中央部に位置する。北で亀有一丁目、北東で青戸八丁目、東で青戸三・四丁目、南東で立石五丁目、南で四つ木五丁目、南西で宝町二丁目、西でお花茶屋一・二・三丁目と隣接する。
町域内は主に住宅市街地である。町域の東辺を国道6号(水戸街道)で画し、町域内を東西に西隣のお花茶屋に所在する京成本線お花茶屋駅が住民の鉄道交通機関として利用される。町域の南部を京成本線の鉄道路が東西に横断し、お花茶屋駅から500mほど地上線であり、そこから高架線となり水戸街道を高架で通過する。鉄道線路以南に白鳥一丁目、以北に同二・三・四丁目が並ぶ。南東に隣接する立石には葛飾区役所が所在し、同区の行政的中心にも近い。
歴史
地名の由来
1966年(昭和41年)の住居表示により青戸町、亀有町の各一部を町域として新設された新しい地名で、大正初期までこの地に存在した白鳥沼に由来する。鳥類が多く訪れ、江戸時代には徳川家の鷹狩地であった。
その他
曳舟川が町域の西辺を流れ、高度経済成長期は、生活雑排水や近隣に多かったメッキ町工場の排水の影響で、水質が極めて汚染され、悪臭がただよっていた。白鳥町内にもその支流がお花茶屋駅から四ツ木斎場を経て、水戸街道付近まで流れていた。支流は暗渠化され歩道となっていたものの、火葬場を通り、葬儀の際には葬儀車が車道を多数通行し、そのイメージから、火葬場通りという通称でよばれていた。
1989年(平成元年)に、下水道網が整備されたこともあり、曳舟川の本流は埋め立てられ、白鳥町内部分は曳舟川親水公園の広場部分となり、同時に支流も埋め立てられ、花壇とタイル歩道が設置・敷設され、火葬場通りという悪いイメージの改善のため「フラワー通り」と通称することに町内会で決定し、葛飾区によって看板が設置された。
世帯数と人口
2023年(令和5年)1月1日現在(東京都発表)の世帯数と人口は以下の通りである。
人口の変遷
国勢調査による人口の推移。
世帯数の変遷
国勢調査による世帯数の推移。
学区
区立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2021年4月時点)。
事業所
2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである。
事業者数の変遷
経済センサスによる事業所数の推移。
従業員数の変遷
経済センサスによる従業員数の推移。
交通
道路
- 国道6号(水戸街道)
- 曳舟川通り(但し平行する支道部分のみで、本道はお花茶屋に属する)
路線バス
- 都営バス
施設
教育
- 葛飾区立白鳥小学校
福祉
- 白鳥児童館
- 白鳥福祉館
- 特別養護老人ホーム かつしか苑
公園
- 曳舟川親水公園
- 白鳥公園 葛飾白鳥相撲教室が区の許可を取り、私費で造作して利用する相撲の土俵がある。(あくまで土地は区の所有のため、一般人の立入は制限されていない。日本相撲協会が主催する大相撲の幕内力士である大道健二(歴代最高位 東前頭8枚目)、千代大龍秀政(歴代最高位 東前頭2枚目)はこの教室で義務教育時代に稽古に励んだ出身者である。)
- 白鳥北公園
- 白鳥東公園
- 白鳥四丁目公園
- 白鳥南公園
- 白鳥わかば公園
- しらぎく児童遊園
- しろふね児童遊園
- 白鳥東にこにこ児童遊園
- 白鳥東さわやか児童遊園
- 白鳥東なかよし児童遊園
- 新道口児童遊園
- みどり児童遊園
文化
- 葛飾区郷土と天文の博物館
その他
- 白鳥憩い交流館
- 東京博善四ツ木斎場
- 延命寺
- 浄泉寺
- 都営バス青戸支所
その他
日本郵便
- 郵便番号 : 125-0063(集配局 : 葛飾新宿郵便局)。
脚注
関連項目
- 葛飾区の町名
- 白鳥 (曖昧さ回避)




