片対数グラフ(かたたいすうぐらふ、semilog graph)とは、グラフの一方の軸が対数スケール(縦を対数スケールとすることが多い)になっているグラフである。極端に範囲の広いデータを扱える。通常の目盛(線形スケール)の軸を範囲の狭いデータに、対数スケールの軸は極端に範囲の広いデータ用にする。

指数関数

指数関数 y = a b x c {\displaystyle y=a^{bx c}} a {\displaystyle a} は正の定数、 b , c {\displaystyle b,c} は定数)の両辺の常用対数を取ると log y = b x log a   c log a {\displaystyle \log y=bx\log a\ c\log a} となる。そこで横軸を通常の目盛りに、縦軸を対数目盛にすると、グラフが直線(傾き b log a {\displaystyle b\log a} , y-切片 c log a {\displaystyle c\log a} の一次関数)になる。

利用例

両対数グラフ同様、乗数の値を決定するのに有効である。化学ではアレニウスプロットによって活性化エネルギーが求められる。

参考文献

関連項目

  • 統計図表

片対数グラフ Semilog plot JapaneseClass.jp

両対数グラフ (りょうたいすうグラフ) JapaneseEnglish Dictionary JapaneseClass.jp

片対数グラフ・両対数グラフとは?ー分かりやすく解説 YouTube

指数関数の片対数グラフ GeoGebra

2.1.2 線形対数 片対数グラフ